あらすじ
夫が出張中のある日、妻の恭子の元に、関口真弓と名乗る女から電話がかかってくる。
その女は、隆之の愛人で
「隆之の子を妊娠している」
と高圧的な態度で恭子に明かす。不妊症と夫に言われた恭子はその事実に愕然とする。
「子どももできない上に家事もろくにできない女に妻の資格はない」
と罵られ、はらわたが煮えたぎる思いの恭子は、夫が出張中の今の内に、と関口真弓を毒殺する。
犯行は完璧だった。証拠も一切残さなかった。
しかし、事件の報道をどんなに待っても、関口真弓が妊娠していたという事実はない。夫は彼女との関係を認めたが、しっくり来ないものがあった。
自分は一体誰を殺したのか、あの電話の主とは別人だったのか。自分は嵌められたのではないかと疑心暗鬼になる恭子だが、捜査の手は確実に迫っていく。
